いち‐れん【一蓮】
「一蓮托生(いちれんたくしょう)」の略。「夫婦、親子—の、示しの時刻延ばされず」〈浄・万年草〉
おう‐れん【黄連/黄蓮】
キンポウゲ科の常緑多年草。山地の樹林下に生え、根茎は太く黄色で、多数のひげ根を出す。雌雄異株。早春、高さ約10センチの花茎を出し、白い花を数個開く。漢方で乾燥した根茎を健胃・消炎薬として用いる。
おお‐おにばす【大鬼蓮】
スイレン科の水生の多年草。葉は直径1〜2メートルで、縁が約15センチの高さに立ち上がる。花は夏の夕方に水面で開花し、白色から桃・暗紅色に変わり、芳香がある。アマゾン流域の原産。
おおが‐はす【大賀蓮】
昭和26年(1951)に千葉市花見川区の検見川(けみがわ)遺跡から発見された古代のハスの実。約2000年前のものと鑑定されたが、発見者の大賀一郎が発芽・開花させることに成功した。千葉県の天然記念物。
おに‐ばす【鬼蓮】
スイレン科の水生の一年草。池沼に生える。全体にとげがあり、葉は円形で大きく、しわと光沢があり、水面に浮かぶ。夏、花柄を伸ばし鮮紫色の花が咲く。種子は球形で、食用。また漢方で芡実(けんじつ)といい...
かれん【花蓮】
台湾東部にある県。面積は最大だが峻厳な山地が海岸部までせり出す地形のため、人口は少ない。「花蓮薯」と呼ばれるサツマイモの饅頭が名物。ホワリエン。
き‐はちす【木蓮】
1 ムクゲの別名。 2 フヨウの別名。
きん‐れん【金蓮】
《「金蓮歩」の故事から》纏足(てんそく)の美称。
ぎゃく‐れん【逆蓮】
蓮華を逆さに伏せた形の装飾。唐様の高欄で親柱の頭部に用いる。さかばす。
くほん‐の‐はちす【九品の蓮】
⇒九品蓮台(くほんれんだい)