やく‐ぶつ【薬物】
1 薬理作用を有する化学物質。くすり。 2 特に、麻薬や覚醒剤のこと。「—に手を出す」
やくぶつ‐アレルギー【薬物アレルギー】
投与されたペニシリンなどの薬物が抗原となって体内に抗体ができ、再度その薬物が侵入したときに起こるアレルギー反応。症状として薬疹・発熱・ショックなどが現れる。
やくぶつ‐いそん【薬物依存】
麻薬・覚醒剤やアルコールなどの連用の結果、その薬物なしには平常の状態を保持できなくなること。嗜癖(しへき)を生じて習慣となり、やめることができない精神的依存と、増量しないと効き目が出なくなる耐性...
やくぶつ‐いそんしょう【薬物依存症】
自己の意思で薬物の使用を制御できなくなる精神疾患。依存症の一つ。脳内で神経伝達物質が異常に分泌されることにより起こる病気。意志や性格の改善で解決することは困難で、専門的な治療が必要。
やくぶつ‐がく【薬物学】
薬理学の旧称。また、薬物そのものの化学的、物理的性状などを研究する学問。
やくぶつ‐きょせい【薬物去勢】
化学薬品によって性機能をなくさせること。米国の一部の州など、性犯罪者に対して実施しているところもある。化学的去勢。
やくぶつ‐けんさ【薬物検査】
1 被検者が、特定の薬物を使用しているかどうかを確認するための検査。尿・毛髪・血液などを分析し、法令や規則で使用が禁止されている薬物やその代謝物の有無を調べる。→ドーピングコントロール →規制薬...
やくぶつ‐ごほう【薬物五法】
薬物取締法令である薬物四法に、麻薬特例法を加えた五つの法律のこと。
やくぶつ‐しもん【薬物指紋】
薬品などの化合物が、その原料や製造方法の違いによって示す特徴。不純物の割合や結晶構造がわずかに異なることを利用して、同種複数の化合物の異同を判断できる。主に科学捜査において、覚せい剤や毒物の分析...
やくぶつ‐しょうどく【薬物消毒】
アルコール・ホルマリンなどの薬物を用いて消毒すること。