あへん【阿片/鴉片】
《(英)opiumの中国の音訳から》 1 ケシの未熟な果実からとれる乳液を乾燥させた茶褐色の粉末。モルヒネを多量に含み、代表的麻薬の一種。鎮痛・催眠作用がある。常用すると中毒となり廃人同様となる...
あへんえんきゅうしょくおよびばしょていきょう‐ざい【阿片煙吸食及び場所提供罪】
阿片を吸引・摂取する罪。また、そのための場所を提供して利益を図る罪。刑法第139条が禁じ、前者は3年以下の、後者は6か月以上7年以下の懲役に処せられる。阿片煙吸食場所提供罪。阿片煙吸食罪。 [補...
あへん‐ちゅうどく【阿片中毒】
阿片吸飲の常習により起こる中毒。→麻薬中毒
あへん‐ほう【阿片法】
阿片を医療・学術研究用に限定して適正に供給し、乱用を取り締まるために定められた法律。阿片の輸出・輸入・買取・受渡は国が行い、原料となるけしの栽培を許可制とし、阿片の採取、阿片・けしがらの輸出入・...
阿呆(あほう)に付(つ)ける薬(くすり)なし
「馬鹿(ばか)につける薬はない」に同じ。
アポセカリー【apothecary】
薬局。薬屋。
あみがさ‐ゆり【編笠百合】
ユリ科の多年草。高さ約50センチ。春、薄い黄緑色で鐘形の花を下向きにつけ、内面に紫色の網状の模様がある。地下茎は厚い鱗片(りんぺん)からなり、漢方で貝母(ばいも)といって薬用。有毒。はるゆり。
アミノ‐アルコール【amino alcohol】
アミノ基とヒドロキシ基をもつ有機化合物の総称。アミンとアルコール両方の性質をもつ。医薬品、化粧品の保湿剤として使用される。アルカミン。
あめ‐ゆ【飴湯】
麦芽を糖化した液か水飴を湯に溶かし、少量のおろし生姜(しょうが)を加えたもの。腹の薬、また暑気払いのための夏の飲み物。《季 夏》「—のむ背に負ふ千手観世音/茅舎」
あやめ‐の‐くろうど【菖蒲の蔵人】
平安時代、端午の節会(せちえ)に、糸所から献上したショウブ・ヨモギなどの薬玉(くすだま)を、親王や公卿に分けて配る女蔵人(にょくろうど)。