いも【芋/薯/藷】
1 植物の根や地下茎が肥大して、でんぷんなどの養分を蓄えているものの総称。ヤマノイモ・サトイモ・サツマイモ・ジャガイモなど。《季 秋》「—の露連山影を正しうす/蛇笏」 2 (多く接頭語的に用いて...
おとし‐いも【落(と)し薯】
熱い吸い物あるいは味噌汁に、ヤマノイモをすり下ろして落とし入れた料理。
かん‐しょ【甘藷/甘薯】
サツマイモの別名。
ぎゅうにくとじゃがいも【牛肉と馬鈴薯】
国木田独歩の小説。明治34年(1901)「小天地」誌に発表。
しょ【薯】
[音]ショ(漢) ジョ(呉) [訓]いも ヤマノイモ。また広く、イモ。「薯蕷(しょよ)/甘薯・自然薯(じねんじょ)・馬鈴薯」 [難読]仏掌薯(つくねいも)・薯蕷(やまのいも)
しん‐じょ【糝薯】
魚をすりつぶし、すったヤマノイモを加えて調味し、蒸したり揚げたりゆでたりした練り物。鶏肉・カニなどを加えることもある。
じねんじょ
三浦哲郎の短編小説。雑誌「海燕」平成元年(1989)5月号に掲載。翌年、第17回川端康成文学賞受賞。
じねん‐じょ【自然薯】
ヤマノイモの別名。《季 秋》「鵙(もず)高音—を掘る音低く/虚子」 [補説]書名別項。→じねんじょ
じょ【薯】
⇒しょ
たしろ‐いも【田代芋/田代薯】
ヤマノイモ科タシロイモ属の単子葉植物の総称。熱帯に分布。大形の地下塊茎は多量のでんぷんを含み、精製して食料とする。