つか‐なみ【束並み/藁藉】
わらを畳ほどの広さに編んだ敷物。わらぐみ。「—の上によるよる旅寝して黒津の里になれにけるかな」〈夫木・三一〉
わら【藁】
稲・麦などの茎を干したもの。
わらうず【藁沓】
⇒わろうず
わら‐うち【藁打ち】
わらを槌(つち)でたたいて柔らかくすること。
わら‐かか【藁嚊】
わらくずにまみれ汚れている女房。農家の主婦。「稲臼をひく—に読んで聞かせ侍るに」〈浮・一代男・跋〉
わら‐がこい【藁囲い】
防寒のため、庭木などにわらで囲いをすること。また、その囲い。
藁(わら)が◦出(で)る
隠していた欠点が現れる。ぼろが出る。「しかるをさえぎって言へば言ふほど—◦出て見苦しし」〈浄・当麻中将姫〉
わら‐がみ【藁紙】
稲わらの繊維を原料として作った粗悪な紙。
わら‐ぐつ【藁沓】
1 積雪地などで用いる、わらを編んで作ったくつ。《季 冬》 2 わらで編んだ草履。わらじ。「—、直垂(ひたたれ)を召して」〈伽・文正〉
わら‐こうひん【藁工品】
わらを原料として作った品物。むしろ・縄・帽子・人形など。