あお‐こ【青粉】
1 青海苔(あおのり)を粉末にしたもの。 2 クロオコックス科の藍藻(らんそう)。単細胞で寒天質中に群をなし、沼などに繁殖して藍青色を示す。 3 湖沼などに繁殖して水を緑色に濁らせる微小な藻類。...
あし‐つき【葦付】
ネンジュモ科の藍藻(らんそう)。淡水藻で、葦の根、芝地などの土の表面に生える。細胞が1列に連なって寒天質に包まれ、糸状になる。食用。あしつきのり。
いし‐くらげ【石水母】
ネンジュモ科の藍藻(らんそう)。芝生や土などの表面に生える。糸状の細胞が寒天質に包まれており、アオサに似る。食用。
クリプトクロム【cryptochrome】
光エネルギーの受容体として働く色素たんぱく質。青色光の吸収スペクトル型を示す。藍藻・緑藻から維管束植物まで広く存在し、植物の茎の伸長や花芽形成などに関与する。類似する物質が動物にも見つかっており...
げんかく‐せいぶつ【原核生物】
核膜がなく、DNA分子がほとんど裸のまま細胞のほぼ中心部にあり、構造的には細胞質から区別できない生物。真正細菌と古細菌に分類される。細菌・藍藻(らんそう)など。バクテリア。→真核生物
げんせい‐だい【原生代】
地質時代の区分の一。先カンブリア時代を三分したもっとも新しい時代。地層は変成や褶曲(しゅうきょく)の程度が弱い。藍藻類の光合成により大気中に酸素が増え、真核生物および多細胞生物が誕生した。
こうそう‐しょくぶつ【紅藻植物】
藻類の一群。葉緑素(クロロフィル)のほか、紅藻素(フィコエリトリン)・藍藻素(フィコシアニン)をもち、紅色や紫色を呈する。体はひも状や葉状。大部分が海産で、アサクサノリ・テングサ・オゴノリ・イギ...
さい‐きん【細菌】
原核細胞を持つ単細胞の微生物。原形質に明瞭な核をもたない生物の一群。主に分裂によって繁殖する。地球上の至る所に存在する。食品加工や有機物の分解に利用されるが、病原体となるものも多い。光合成細菌、...
さいぼうない‐きょうせいせつ【細胞内共生説】
真核生物の細胞小器官は異種の原核生物が内部に共生することによって生じたという仮説。1970年、米国の生物学者リン=マーギュリスが提唱。ミトコンドリアはプロテオバクテリア、葉緑体は藍藻(シアノバク...
サクラン【sacran】
多糖類の一。硫酸基をもち、約11種類の単糖類で構成される。日本固有のスイゼンジノリという藍藻類から初めて抽出された。巨大な分子量をもち、自重の約6000倍の水を吸収できる。そのため、化粧品の保湿...