はん‐ちん【藩鎮】
1 中国、唐代の節度使の異称。 2 王室の守りとなること。また、その諸侯。「義氏より…五代、なほ東野の—にあり」〈読・弓張月・後〉
はん‐てい【藩邸】
江戸時代、諸大名が江戸に置いた屋敷。
はん‐ばつ【藩閥】
明治維新後、有力な特定藩の出身者が政府の要職を独占して結成した政治的な派閥。
はんばつ‐せいじ【藩閥政治】
明治維新後の新政府で、薩摩(さつま)・長州・土佐・肥前の4藩、特に薩長2藩の出身者が中心となり閥をつくって行った政治形態。反政府側からの呼称。
はんばつ‐せいふ【藩閥政府】
藩閥によって組織された政府。明治維新後から大正期の政党内閣出現までの政府の称。
はん‐ぶ【藩部】
中国、清代の行政区域。本土の外側にあるモンゴル・チベット・新疆(しんきょう)・青海の総称。統治のために理藩院を置き、それぞれの地方に自治を認めて間接的に統治した。
はん‐ぷ【藩府】
藩の役所。
はん‐ぺい【藩屏】
1 垣根。垣。防備のための囲い。藩籬(はんり)。 2 守護するもの。特に、王家を守護するもの。藩翰(はんかん)。藩籬(はんり)。「帝室に—たらしめ」〈露伴・運命〉 3 直轄の領地。「—の中にして...
はん‐ぽう【藩法】
江戸時代、大名が藩を支配するために定めた法令。
はん‐めい【藩命】
藩主または藩の命令。