えん‐そう【淵藪/淵叢】
《「淵」は魚の、「藪」は鳥獣の集まる所の意》物事の寄り集まる所。活動の中心地。「百工技芸の—にて」〈竜渓・経国美談〉
くさ‐やぶ【草藪】
草が高く生い茂って藪になっている所。
ささ‐やぶ【笹藪】
笹が乱雑に密生している所。また、竹藪。
そう【藪】
[音]ソウ(漢) [訓]やぶ 〈ソウ〉 1 草木が多く生えた所。やぶ。「藪沢/淵藪(えんそう)・林藪」 2 物事の集まり。「談藪」 〈やぶ〉「草藪・竹藪」 [補説]「薮」は俗字。
たけ‐やぶ【竹藪】
たくさんの竹が生えている所。たけばやし。たかむら。たかやぶ。
だん‐そう【談叢/談藪】
1 話のたねが尽きないこと。また、豊富な話題。「実に滑稽の—、落語の淵海と謂うべし」〈増山守正・西京繁昌記〉 2 興味のある話をたくさん集めた本。
と‐そう【抖擻/斗藪】
[名](スル)《(梵)dhūtaの訳。音字は頭陀》仏語。 1 衣食住に対する欲望をはらいのけ、身心を清浄にすること。また、その修行。とすう。 2 雑念をはらって心を一つに集めること。「いよいよ精...
のら‐やぶ【野良藪】
野にある藪。「なき人を—などに置きて侍るを見て」〈拾遺・哀傷・詞書〉
やぶ【藪】
1 草木や竹が生い茂っている所。「—をかきわけて進む」 2 「藪医者」の略。 3 「藪睨(やぶにら)み」の略。 4 「藪蕎麦(やぶそば)」の略。
りん‐そう【林藪】
1 草木の茂ったところ。 2 草深い田舎。 3 物事の多く集まるところ。