うま‐すぎごけ【馬杉蘚】
スギゴケ科のコケ。山中の日陰地に群生し、高さ10〜15センチ。葉は長さ1センチほどで杉の若芽の形をしている。
おお‐すぎごけ【大杉蘚】
スギゴケ科の蘚類(せんるい)。日陰地の腐食土の上に群生し、高さ約10センチで、堅い。苔庭に利用。
ぎん‐ごけ【銀蘚】
ハリガネゴケ科の蘚類(せんるい)。低地の市街地から高山までみられる。高さ5〜10ミリ。葉は密に重なり、全体が灰白色を帯びることが多い。
こうや‐の‐まんねんごけ【高野の万年蘚】
⇒こうやのまんねんぐさ
こ‐け【苔/蘚/蘿】
《「木(こ)毛(け)」の意という》蘚(せん)類・苔(たい)類などのコケ植物や、地衣類・シダ類、種子植物のごく小形のものなどの総称。湿地や岩石・樹木などに生え、葉状または丈の低い草状をしている。
しらが‐ごけ【白髪苔/白髪蘚】
シラガゴケ科のコケ植物の総称。山地の腐木や岩の上に群生する。高さ約5センチ。雌雄異株。葉はひげ状で白みがかった緑色。庭園などに用いる。オキナゴケ・オオシラガゴケなど。
すぎ‐ごけ【杉苔/杉蘚】
スギゴケ科の蘚類(せんるい)の総称。一般に、湿地に密に生え、高さ5〜10センチ。茎と葉との区別がみられ、葉は針状で密につく。雌雄異株で、茎の頂に褐色の柄のある四角柱状の胞子嚢(ほうしのう)をつけ...
たい‐せん【苔蘚】
苔類と蘚類の総称。コケ類。蘚苔。
ひかりごけ
武田泰淳の中編小説。昭和29年(1954)「新潮」誌に発表。同年刊行の作品集「美貌の信徒」に収録。第二次大戦中に北海道で起こった人肉食事件と、その裁判をモチーフとする。平成4年(1992)、熊井...
ひかり‐ごけ【光蘚】
ヒカリゴケ科のコケ。中部地方以北の山中の洞穴などに生え、高さ1センチほど。原糸体がレンズ状の細胞からなり、光線を反射する。長野県佐久市・埼玉県吉見町・皇居などのものは天然記念物。ヨーロッパ・北ア...