とらあみ‐ぎょほう【虎網漁法】
付属船(灯船)に装備した集魚灯によって集めた魚を、網船から投入した網で巻いて、引き寄せて捕獲する漁法。主にアジ・サバなどを獲る。
とら‐えび【虎海老】
クルマエビ科の甲殻類。体長約10センチで、アカエビに似るが、体に黒褐色の斑がある。瀬戸内海・有明海に多い。食用。
とら‐かみきり【虎天牛】
カミキリムシ科の昆虫。黄褐色に黒い縞模様がある。幼虫は桑・リンゴなどの生木の内部にすむ。とらふかみきり。
とら‐かん【虎巻】
「虎の巻(まき)3」に同じ。
とら‐かんむり【虎冠】
漢字の冠の一。「虎」「虐」などの「虍」の称。とらがしら。
とら‐が【虎蛾】
1 トラガ科の昆虫。翅(はね)は黒色で、前翅には黄白色の、後翅には橙黄色の斑紋があり、腹部には橙黄色の横縞がある。 2 鱗翅(りんし)目トラガ科の昆虫の総称。おおむね昼飛性。翅は派手な色彩のもの...
とら‐が‐あめ【虎が雨】
陰暦5月28日に降る雨。この日曽我祐成が斬り死にし、それを悲しんだ愛人の虎御前(とらごぜん)の涙が雨となったといわれる。曽我の雨。虎が涙。《季 夏》「寝白粉香にたちにけり—/草城」
とら‐が‐いし【虎が石】
神奈川県中郡大磯町の延台寺にある石。曽我祐成の愛人の遊女虎御前が化したもので、美男でなくては持ち上げられないと伝えられる。
とら‐がしら【虎頭】
「虎冠(とらかんむり)」に同じ。
とら‐がり【虎刈(り)】
頭髪などの刈り方がへたで、虎の毛模様のように段々になっていること。