きょ‐もう【虚妄】
事実でないこと。うそいつわり。うそ。こもう。きょぼう。「—の説」
きょもうのせいぎ【虚妄の正義】
萩原朔太郎によるアフォリズム集。昭和4年(1929)刊。
きょ‐れい【虚礼】
うわべばかりで誠意を伴わない礼儀。形式的な礼儀。「—廃止」
きょれい‐ふまい【虚霊不昧】
《朱熹「大学章句」から》天から授かった心の本体は空で、欲に曇ることなく、鏡のようにすべての物事を明らかに映すことができること。
きょ‐ろう【虚労】
病気などで、心身が衰え弱ること。「—して脚もまた萎えにたり」〈菅家後集〉
虚(きょ)を衝(つ)・く
相手の弱点や無防備につけ込んで攻撃する。「—・かれて返答に困る」
こ【去/巨/居/拠/炬/虚】
〈去〉⇒きょ 〈巨〉⇒きょ 〈居〉⇒きょ 〈拠〉⇒きょ 〈炬〉⇒きょ 〈虚〉⇒きょ
こ‐ぎ【虚偽】
「きょぎ(虚偽)」に同じ。「今までの—、本心にかへって、仏の道に入れ」〈浮・一代女・六〉
こ‐くう【虚空】
[名] 1 何もない空間。大空。「—に消える」「—にのぼる」 2 仏語。何も妨げるものがなく、すべてのものの存在する場所としての空間。
[名・形動ナリ] 1 事実にもとづかないこと。また、そ...
こくう【虚空】
長谷川櫂の句集。平成14年(2002)刊行。第54回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。