いぼた‐ろう【水蝋蝋/虫白蝋】
イボタノキに寄生するイボタロウムシの幼虫が分泌した蝋を、加熱溶解し、冷水中で凝固させたもの。ろうそくの原料や、生糸織物や家具・革製品のつや出し、止血薬などに使用。虫蝋(ちゅうろう)。
ちゅう【虫〔蟲〕】
[音]チュウ(漢) [訓]むし [学習漢字]1年 〈チュウ〉 1 むし。「虫媒花/益虫・回虫・害虫・駆虫・甲虫・昆虫・成虫・精虫・防虫・幼虫・寄生虫」 2 動物の総称。「羽虫(=鳥)・裸虫(=...
ちゅう‐えい【虫癭】
昆虫やダニが植物に産卵・寄生して分泌物を出した結果、植物組織が異常発育してできるこぶ状のもの。五倍子(ふし)・没食子(もっしょくし)など有用なものもある。むしこぶ。
ちゅう‐がい【虫害】
農作物や樹木などが害虫によって受ける損害。
ちゅう‐ぎょ【虫魚】
虫と魚。「草木—」
ちゅう‐すい【虫垂】
盲腸の下部についている指状の小突起。盲腸の先端が細小となったもので、ヒト・類人猿・ウサギ・ネズミなどにみられる。虫様突起。虫様垂。
ちゅうすい‐えん【虫垂炎】
虫垂の炎症。初め上腹部やへその辺りに痛みがあり、しだいに右下腹部にうつる。吐き気・発熱などを伴い、悪化して破れると腹膜炎を起こす。俗に盲腸炎ともいう。虫様突起炎。
ちゅう‐はくろう【虫白蝋】
⇒水蝋樹蝋(いぼたろう)
ちゅう‐ばい【虫媒】
植物の花粉を昆虫が運び、受粉を媒介すること。進化上、風媒より新しいとされる。
ちゅうばい‐か【虫媒花】
昆虫の媒介によって受粉が行われる花。美しい色彩や香りをもつものもあり、蜜を分泌して昆虫を誘う。→水媒花 →鳥媒花 →風媒花