こう【虹】
[常用漢字] [音]コウ(漢) [訓]にじ 1 にじ。「虹霓(こうげい)/白虹」 2 にじのような。「虹彩」
こう‐げい【虹霓/虹蜺】
《竜の一種と考え、雄を虹、雌を霓・蜺としたところから》にじ。
こう‐さい【虹彩】
眼球の血管膜の前端部で、角膜の後方にある環状の膜。色素に富み、その沈着状態によって、茶色や青色の眼になる。中央の瞳孔(どうこう)で開閉を行って光の量を調節する。
こうさい‐えん【虹彩炎】
虹彩の炎症。目がかすんだり、白目が充血して痛んだり、涙が多く出たり、光をまぶしく感じたりする症状がみられる。
こうさい‐きん【虹彩筋】
眼球内の虹彩(こうさい)に存在し、瞳孔の縮小・拡大を担う、瞳孔括約筋・瞳孔散大筋の総称。
こうさい‐にんしょう【虹彩認証】
《iris authentication》生体認証の一。虹彩のしわのパターンをもとに本人確認を行う。虹彩のパターンが1〜2歳頃からほとんど変化しないことを利用したもの。アイリス認証。
こうさいもうようたい‐えん【虹彩毛様体炎】
虹彩および毛様体の炎症。細菌・ウイルスの感染によるもの、ベーチェット病などの疾患によるものなど、原因はさまざま。→葡萄膜(ぶどうまく)炎
こう‐りょう【虹梁/高梁】
社寺建築における梁(はり)の一種で、虹のようにやや弓なりに曲がっているもの。
こうりょう‐たいへいづか【虹梁大瓶束】
虹梁の中央上に大瓶束を立て、その上の斗栱(ときょう)で棟木を支える妻飾りの形式。
こうりょう‐ばな【虹梁鼻】
虹梁のように上方に反っている鼻。反り鼻。「鼻がまた大きなは—で候ふもの」〈虎明狂・今参〉