あか‐いえか【赤家蚊】
蚊の一種。赤褐色の、最も普通にみられる蚊。夜間に活動し、人畜から吸血する。日本脳炎を媒介するといわれ、またバンクロフト糸状虫などの中間宿主。あかまだらか。
あかまだら‐か【赤斑蚊】
アカイエカの別名。
いえ‐か【家蚊】
イエカ属のカの総称。体は太く短く褐色で、ふつう翅(はね)に斑紋がない。卵は舟形の塊で、幼虫(ぼうふら)は尾に長い呼吸管をもつ。人家内で吸血するものはアカイエカなどで、日本脳炎を媒介する。また一般...
か【蚊】
双翅(そうし)目カ科の昆虫の総称。体や脚は細く、翅(はね)も細くて2枚あり、吻(ふん)が発達し針状。飛ぶときは毎秒2000回以上も翅を動かすため、羽音の周波数は高い。雌は人畜を刺し血を吸う。水面...
ががんぼ【大蚊】
《「蚊ヶ母(かがんぼ)」の意から転じた語》双翅(そうし)目ガガンボ科の昆虫の総称。蚊に似るが大形で、脚が長い。翅(はね)の開張が8センチもあるミカドガガンボ、幼虫が稲の根などを食べるキリウジガガ...
きりうじ‐ががんぼ【切蛆大蚊】
ガガンボ科の昆虫。体長1.8センチくらいで、灰褐色。胸部の背面と翅(はね)とに褐色のすじがある。
しま‐か【縞蚊】
カ科ヤブカ属シマカ亜属の昆虫の総称。体は黒色の地に白色の鱗片(りんぺん)が点散するものが多い。卵を1個ずつたまり水に生む。人畜の血を吸い、熱病を媒介する種もある。《季 夏》
ちか‐いえか【地下家蚊】
アカイエカの変種。吸血しなくても産卵し、ビルや地下鉄など暖房のある所で特に増殖する。
ちょう‐か【蝶蚊】
⇒蝶蠅(ちょうばえ)
ちょうよう‐ぼぶん【朝蠅暮蚊】
《韓愈「雑詩」から》とるに足りない小人物がはびこることのたとえ。