のみ【蚤】
ノミ目の昆虫の総称。微小で、雌は雄より大きい。体は左右に扁平。翅(はね)をもたず、後ろ脚は発達し、よく跳躍する。口は管状で、哺乳類のほか鳥類に寄生して吸血し、伝染病を媒介するものもある。ヒトノミ...
のみ‐とり【蚤取り】
ノミを取ること。また、その薬。
のみとり‐ぎく【蚤取菊】
ジョチュウギクの別名。
のみとり‐ぐさ【蚤取草】
アリノトウグサの別名。
のみとり‐こ【蚤取り粉】
ノミを駆除するための粉末状の薬剤。ジョチュウギクの粉末など。《季 夏》
のみとり‐まなこ【蚤取り眼】
ノミをとるときのような、どんなものも見落とすまいとする真剣な目つき。「—で捜す」
蚤(のみ)の息(いき)も天(てん)に上(あ)が・る
蚤のような取るに足りないものでも、一心に努力すれば何事もなしとげることができるというたとえ。蟻(あり)の思いも天に登る。
のみ‐の‐いち【蚤の市】
《(フランス)marché aux puces》パリの北隅、クリニャンクール門から北へサントゥアン門までの路上に、毎週土・日・月曜日に立つ古物の露店市。転じて、一般に古物市をいう。
のみ‐の‐くち【蚤の口】
ハタ科の海水魚。岩礁域にすみ、全長約50センチ。体は側扁(そくへん)し、赤褐色で、朱色の小点が多数ある。食用。あこう。あこ。
蚤(のみ)の四月(しがつ)蚊(か)の五月(ごがつ)
ノミやカの発生する時候をいったもの。蚤の五月に蚊の六月。