が【蛾】
鱗翅(りんし)目の昆虫のうち、チョウ類を除いたものの総称。主に、夜間活動し、胴が太く地味な色で、触角は糸状・羽毛状・くしの歯状などをし、静止するときにチョウのように翅(はね)を立てないものをいう...
が【蛾】
[音]ガ(呉)(漢) [訓]ひむし 昆虫の名。ガの総称。「蛾眉(がび)/穀蛾・灯蛾・毒蛾・誘蛾灯」
がとささぶね【蛾と笹舟】
森荘已池(もりそういち)の小説。昭和18年(1943)発表。同年、「山畠」とあわせ第18回直木賞受賞。
が‐び【蛾眉/娥眉】
蛾の触角のように細く弧を描いた美しいまゆ。転じて、美人。「嫁たるものは—を顰(ひそ)めて」〈紅葉・二人女房〉
ひいる【蛾】
蛾(が)の古称。特に、蚕(かいこ)の蛾をいう。「愚人の貪(ふけ)る所は、—の火に投(い)るが如し」〈霊異記・下〉
ひ‐むし【蛾】
蚕のさなぎ。また、その羽化したもの。ひひるむし。「夏虫の—の衣二重着て隠(かく)み宿りはあに良くもあらず」〈仁徳紀・歌謡〉