とぐろ【塒/蜷局】
蛇などが、からだを渦巻き状に巻いた状態でいること。また、その状態。
にな【蜷】
カワニナの別名。《季 春》「悉(ことごと)くこれ一日の—の道/素十」
にな‐いろ【蜷色】
1 襲(かさね)の色目の名。表は黄、裏は青。 2 染め色の名。青黒い色。
にながわ【蜷川】
姓氏の一。 [補説]「蜷川」姓の人物蜷川智蘊(にながわちうん)蜷川幸雄(にながわゆきお)
にな‐むすび【蜷結び】
ひもの結び方の一。泔坏(ゆするつき)の台や厨子(ずし)棚などの敷物の周辺をとじつける飾りの結び。形が蜷に似ているところからいう。
みな【蜷】
ニナの古名。〈和名抄〉
みな‐の‐わた【蜷の腸】
[枕]「か黒し」にかかる。かかり方未詳。蜷の腸が黒いところからとも、焼いた肉が黒いところからともいう。「—か黒き髪に何時(いつ)の間か霜の降りけむ」〈万・八〇四〉
みな‐むすび【蜷結び】
「になむすび」に同じ。