せん‐せい【蝉声】
セミの鳴き声。
せん‐ぜい【蝉蛻】
[名](スル) 1 セミの抜け殻。転じて、外形のみで中身のないこと。 2 迷いから覚め、悟りの境地に達すること。蝉脱(せんだつ)。「濁世の汚穢(おわい)を被り、容易に之—すること能わず」〈織田訳...
せんそう‐あめい【蝉噪蛙鳴】
蝉(せみ)や蛙(かえる)がうるさく鳴き騒ぐこと。転じて、騒がしいばかりで、何の役にも立たないことや、議論・文章のへたなことのたとえ。蛙鳴蝉噪。「—の論」
せん‐だつ【蝉脱】
[名](スル)《「蝉蛻(せんぜい)」の「蛻」を「脱」に誤った語か》「蝉蛻(せんぜい)2」に同じ。「今までの生活からすっぽり—して了おうと」〈里見弴・善心悪心〉
せん‐びん【蝉鬢】
蝉(せみ)の羽のように透きとおって見える鬢。女性の美しい髪のたとえ。また、美人のこと。「—肩にふり乱れて」〈読・弓張月・続〉