くろ‐あり【黒蟻】
黒色のアリの俗称。クロオオアリ・クロヤマアリなど。《季 夏》
くろ‐おおあり【黒大蟻】
アリ科の昆虫。全体に黒色で光沢があり、体長約1センチ。土中に巣を作る。初夏、羽アリが巣から結婚飛行に飛び出し、空中で交尾する。くまあり。
くろ‐やまあり【黒山蟻】
アリ科の昆虫。体長約0.5〜1センチ。体は黒褐色で、灰褐色の毛で覆われる。日当たりのよい所の地中に巣を作り、アブラムシの蜜をなめて共生する。
ぐんたい‐あり【軍隊蟻】
定まった巣を作らず、集団で狩りをしながら移動する習性をもつアリの総称。熱帯雨林地域に生息し、アメリカ大陸に分布するグンタイアリ属やアジア・アフリカ大陸に分布するサスライアリ属など7属が知られる。...
こぐち‐あり【木口蟻】
一方の木材の端を蟻差しとして、他方の木材に固定する仕口(しくち)。主に土台の隅に用いる。
こしかけ‐あり【腰掛け蟻】
木材の継ぎ手の一種。材の上半分を蟻継ぎにし、下半分を相欠(あいがき)にしたもの。
さむらい‐あり【侍蟻】
アリ科の昆虫。体長は働きアリで約5ミリ。体は黒褐色で、大あごが鎌状。夏の蒸し暑い午後にクロヤマアリの巣を襲い、さなぎを略奪して自分の巣へ運び込み、羽化すると奴隷として使う。日本各地で普通にみられる。
しょく‐ぎ【職蟻】
「働き蟻(あり)」に同じ。
しら‐あり【白蟻】
「しろあり」に同じ。
しろ‐あり【白蟻】
シロアリ目の昆虫の総称。系統的にはゴキブリに近縁。不完全変態をする。体長3.5〜7.5ミリ、柔軟で乳白色。社会性昆虫の一つで、女王アリ・王アリ・働きアリ・兵アリの階級がある。木材を食い、家屋など...