あやめゆかた【菖蒲浴衣】
長唄。2世杵屋勝三郎・3世杵屋正次郎作曲。安政6年(1859)初演。勝三郎と5世芳村伊三郎との和解を記念し、また浴衣の宣伝もかねて作られたという。
あらい‐がえ【洗い替え】
洗濯して乾くまでの間、かわりに用いる衣服やカバー類など。「—用のシーツ」
あらい‐ぎぬ【洗い衣】
[名]洗った衣服。 [枕]洗った衣服に取り替える意から、地名の「とりかひがは(取替川・鳥養川)」にかかる。「—取替川の川淀の」〈万・三〇一九〉
あらい‐ざらし【洗い晒し】
何度も洗ったため、衣類などの染色が薄れて、白っぽくなること。また、その衣類。「—のジーパン」
あらい‐もの【洗い物】
食器・衣類などで、洗うことになっているもの。また、それを洗うこと。「—がたまる」
あら‐ぞめ【荒染(め)/退紅】
1 紅花(べにばな)で染めた薄紅色。あらいぞめ。 2 薄紅に染めた短い布狩衣(ぬのかりぎぬ)。仕丁(じちょう)が着用した。
あらた【灼た】
[形動ナリ]《「新た」と同語源》 1 はっきりと見えるさま。鮮やか。「すべらぎの跡もつぎつぎ隠れなく—に見ゆるふる鏡かも」〈大鏡・後一条院〉 2 霊験が著しいさま。あらたか。「—なる神の御心寄せ...
あら‐ばち【新鉢】
《「鉢」は、すり鉢のこと》処女。また、処女の陰部。「嫁入りの時に着たる衣裳を取り出して…、もとの—の姿あり」〈咄・きのふはけふ・下〉
あらま・し【荒まし】
[形シク]自然の状態や、人の振る舞い・性格が荒々しい。「風の音なひも—・しうて」〈狭衣・四〉
あら‐よ【荒世】
6月・12月の大祓(おおはらえ)のとき、神祇官から天皇の贖物(あがもの)として献じた衣服の一。あらよのみそ。⇔和世(にこよ)。