く‐ちゅう【苦衷】
苦しい心のうち。「—を察する」
ぐ‐ちゅう【愚衷】
自分の真心をへりくだっていう語。「区々の—を遖(あわ)れ瞭察在(あら)せられ」〈染崎延房・近世紀聞〉
しん‐ちゅう【宸衷】
天子の心の内。
せっ‐ちゅう【折衷/折中】
[名](スル)いくつかの異なった考え方のよいところをとり合わせて、一つにまとめ上げること。「両者の意見を—する」「和洋—」「—案」
ちゅう【衷】
[常用漢字] [音]チュウ(呉)(漢) 1 心の中。まごころ。「衷心/苦衷・微衷・和衷」 2 なかほど。偏らないこと。「折衷」 [名のり]あつ・ただ・ただし・よし
び‐ちゅう【微衷】
自分のまごころ・本心をへりくだっていう語。「お上に置かせられても、我々の—をお酌取下されたものと」〈鴎外・大塩平八郎〉
わ‐ちゅう【和衷】
心の底からなごむこと。
わよう‐せっちゅう【和洋折衷】
日本風と西洋風とをほどよく取り合わせて用いること。「—の造り」