あさ‐ぶすま【麻衾】
麻布で作った粗末な夜具。「寒くしあれば—引きかがふり」〈万・八九二〉
い‐きん【衣衾】
衣服と夜具。
えんおう‐の‐ふすま【鴛鴦の衾】
夫婦が共寝をする夜具。
鴛鴦(おし)の衾(ふすま)
夫婦仲がむつまじいようにと、オシドリの模様をつけた夜具。また、男女の共寝のたとえ。鴛鴦(えんおう)の衾(ふすま)。
かけ‐ぶすま【掛け衾】
掛け布団。《季 冬》
かみ‐ぶすま【紙衾】
《「かみふすま」とも》外側を紙で作り、中にわらを入れた粗末な夜具。「尼上は—といふものばかり負ひ着て居られたりけるに」〈著聞集・一二〉
こ‐きん【孤衾】
ひとり寝の夜具。また、ひとり寝のこと。
こ‐ぶすま【小衾】
ふすま。夜具の掛け布団。「庭にたつ麻手(あさで)—今夜(こよひ)だに妻寄しこせね麻手—」〈万・三四五四〉
ごう‐きん【合衾】
《夜具を同じくする意から》夫婦の契りを結ぶこと。結婚。合巹(ごうきん)。
ざぜん‐ぶすま【座禅衾】
座禅のときに身につける衣。