しゅう【袖】
[常用漢字] [音]シュウ(シウ)(漢) [訓]そで 〈シュウ〉そで。「袖珍/鎧袖(がいしゅう)・長袖・領袖」 〈そで〉「袖裏・袖口/角袖(かくそで)・片袖・小袖・筒袖・長袖・半袖」
しゅう‐しゅ【袖手】
[名](スル) 1 両手をそでの中に入れていること。ふところで。 2 労を惜しんで、自分からは手を下さないこと。拱手(きょうしゅ)。「—シテカイリミズ」〈和英語林集成〉
しゅうしゅ‐ぼうかん【袖手傍観】
[名](スル)ある事態を目にしながら、成り行きに任せて眺めていること。拱手(きょうしゅ)傍観。
しゅうちゅうしょう【袖中抄】
平安末期の歌学書。20巻。顕昭著。文治年間(1185〜1190)ごろの成立。万葉集から堀河百首ごろまでの歌集・歌合(うたあわせ)から約300の難解な歌語を抄出・解釈したもの。
しゅう‐ちん【袖珍】
そでに入るくらいに小型なもの。ポケット型のもの。「—版の単語集」
しゅうちん‐ぼん【袖珍本】
そでの中に入れて携えられるくらいの小型の本。ポケット型の本。袖珍版。
しゅう‐ろ【袖炉】
携帯用の香炉。袖(そで)香炉。
そで【袖】
1 衣服の身頃(みごろ)について、両腕を覆うもの。和服ではたもとの部分を含めていう。「—をたくしあげる」 2 建造物・工作物などの本体の両わき、または片方にあるもの。門のわきの小さな門、机のわき...
そで‐あみ【袖網】
漁網の両わきに、さらに補助的に取り付ける網。
そで‐いか【袖烏賊】
ソデイカ科の頭足類。約80センチの外套(がいとう)の全縁にひれがあるイカ。暖海域に分布し表層を遊泳。おおとびいか。