すそ‐の【裾野】
1 山麓の緩やかな傾斜地。 2 上部にあるものを支える基礎になるもの。「科学教育の—」 3 ある物事の関係する範囲。また、組織などの規模。「愛好者の—が広い競技」「市場の—拡大」
すその【裾野】
静岡県北東部の市。箱根用水の完成により、富士の裾野の火山灰地が水田に変わったが、現在はアルミ・自動車部品工業が盛ん。人口5.5万(2010)。
すその‐さんぎょう【裾野産業】
完成品を製造する企業に、必要な部品や資材を供給する業者。「—の広い自動車メーカー」
すその‐し【裾野市】
⇒裾野
すそ‐はらい【裾払い】
相撲のきまり手の一。相手が横向きとなって足を前に出したとき、その足を後ろから前の方に払うように蹴って倒す技。
すそばな‐がわ【裾花川】
長野県北東部を流れる川。新潟との県境にある高妻山付近に源を発し、長野市市街地南方で犀(さい)川に合流する。長さ50キロ。流域はほとんどが深い峡谷をつくる。上流域はブナの原生林におおわれた奥裾花渓...
すそ‐び・く【裾曳く/裾引く】
[動カ四]衣の裾を長く引く。「黒牛潟潮干(しほひ)の浦を紅の玉裳—・き行くは誰(た)が妻」〈万・一六七二〉
すそ‐ぶくら【裾膨ら】
[名・形動ナリ] 1 裾の方が膨らんでいること。また、そのさま。「首太く、頭(かしら)すこし—に」〈曽我・一〉 2 槍の鞘(さや)として用いる、裾の膨らんだ形の袋。「萌黄(もえぎ)羅紗(らしゃ)...
すそ‐まわし【裾回し/裾廻し】
⇒八掛(はっかけ)
すそ‐み【裾廻】
山の麓のあたり。すそわ。「高円(たかまと)の宮の—の野づかさに今咲けるらむをみなへしはも」〈万・四三一六〉