ぼろ【襤褸】
《擬態語「ぼろぼろ」から出た語》 1 使い古しの布。ぼろきれ。「—で靴を磨く」 2 着古して破れた衣服。また、つぎだらけの衣服。「—を着る」 3 隠していた都合の悪い点。また、失敗。「—を隠す」...
ぼろ‐あい【襤褸藍】
染料の一。藍染めの古い布を苛性(かせい)ソーダなどを加えて煮沸し、還元してとった藍。
ぼろ‐いち【襤褸市】
古着・古物を近在の人々が持ち寄って売買する市。
ぼろ‐かす【襤褸滓】
1 ぼろきれやかすのように価値のないもの。 2 さんざんに悪く評価すること。ぼろくそ。「—に言われる」
襤褸(ぼろ)が◦出(で)る
隠していた欠点が現れる。「意外なことから—◦出る」
ぼろ‐きれ【襤褸切れ】
《「ぼろぎれ」とも》ぼろの切れはし。ぼろ。「—のように捨て去る」
ぼろ‐くそ【襤褸糞】
[名・形動]ひどく劣っていること。まったく価値のないこと。また、そのようなものとしてののしるさま。「—にけなす」
ぼろ・ける【襤褸ける】
[動カ下一] 1 古くなってぼろぼろになる。「崖の下の、—・けた低い藁家に」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 落ちぶれる。また、老いぼれる。〈和英語林集成〉
ぼろ‐ぞうきん【襤褸雑巾】
使い古して汚れ破れた雑巾。また比喩的に、粗略に扱われたり、こき使われて疲れ果てたりしているさま。「—のように捨てられる」
ぼろ‐とじ【襤褸綴じ】
1 ぼろを縫い合わせること。また、その衣服。 2 つまらない針仕事。