うら・みる【恨みる】
[動マ上一]「恨む」に同じ。「昇にこそ怨はあれ、昇に—・みられる覚えは更にない」〈二葉亭・浮雲〉 [補説]上二段活用の動詞「恨む」は近世以降、四段化したが、近代でも上一段の例がある。
うろ‐おぼえ【うろ覚え】
確かでなく、ぼんやりと覚えていること。確かでない記憶。「—の漢字」 [補説]「うる覚え」は間違い。
エゴ‐ドキュメント【ego document】
日記、手紙、自伝、私的な覚え書きなど、著者が自身のために書いた個人的な文書。
エム‐オー‐ユー【MOU】
《memorandum of understanding》覚え書き。条約や契約書と異なり、法的な拘束力はない。
おおやけ‐はらだた・し【公腹立たし】
[形シク]自分に直接関係はないが、公の立場から見て腹立たしい。公憤・義憤を覚える。「あやなき—・しく、心一つに思ひあまることなど多かるを」〈源・帚木〉
おおやけ‐はらだ・つ【公腹立つ】
[動タ四]自分の利害からではなく、公の立場から腹を立てる。他人事ながら腹が立つ。義憤を覚える。「らうたげにうち歎きてゐたるを、見捨てて行きなどするは、あさましう—・ちて」〈枕・二六八〉
おさな‐ごころ【幼心】
幼いときの心。幼児の気持ち。子供心。「—にも悲しみを覚えた」
おし‐と・める【押(し)止める】
[動マ下一][文]おしと・む[マ下二]「押しとどめる」に同じ。「女はあわてて—・めながら、覚えずワッとなかんとせしが」〈逍遥・当世書生気質〉
おとろえ【衰え】
衰えること。衰弱。衰微。「体力の—を覚える」
おぼえ【覚え】
1 覚えること。習得。理解。「—が早い」 2 記憶に残っている事柄。また、思い当たること。心覚え。「この顔には—がある」「身に—がない」 3 感じること。感覚。「冷たくて足に—がなくなる」 4 ...