かく【覚〔覺〕】
[音]カク(呉)(漢) [訓]おぼえる さます さめる さとる [学習漢字]4年 1 外から来るものに触れて意識が起こる。意識。「感覚・幻覚・錯覚・視覚・触覚・知覚・聴覚・味覚」 2 今までわか...
かた‐つ‐かた【片つ方】
1 二つあるものの一方。片一方。「御手—をばひろげたるやうに」〈更級〉 2 もう一つの方。他方。「甲斐ある御事を見奉り喜ぶものから、—には、覚束(おぼつか)なく悲しきことのうち添ひて絶えぬを」〈...
けっ‐きょく【結局】
[名] 1 囲碁で、1局を打ちおえること。終局。 2 いろいろの経過を経て落ち着いた最後。結末。「話は随分長かったが、要するに覚束(おぼつか)ない—に陥ったのである」〈左千夫・春の潮〉 [副...
たいらぎ【平らぎ】
仲直りすること。また、平和になること。和睦(わぼく)。「この—の覚束なかるべきを告げしに」〈鴎外訳・即興詩人〉
なお‐かし【猶かし】
[副]《「かし」は強めを表す助詞》なおさら。ますます。いっそう。「未来は—覚束なや」〈浄・今宮の心中〉
はぐ・る【逸る】
[動ラ五(四)]「逸(はぐ)れる2」に同じ。「取り—・っては一生にまた出逢うことは覚束(おぼつか)ないなれば」〈露伴・五重塔〉 [動ラ下二]「はぐれる」の文語形。
ほら‐ほら
[副] 1 炎などがかすかに揺れ動くさま。ゆらゆら。「灯影の—と覚束なくも漂いつつ」〈紅葉・不言不語〉 2 着物の裾がちらちらとひるがえるさま。ひらひら。「裾も—踏みかへす」〈浄・先代萩〉 3 ...
やど‐かり【宿借り】
1 (「寄居虫」とも書く)十脚目ヤドカリ科・ホンヤドカリ科・オカヤドカリ科などの甲殻類の総称。エビとカニの中間に位置する。浅海にすみ、頭胸部は硬いが、腹部は軟らかいので巻き貝の空き殻に入れて保護...