ぼうようき【亡羊記】
村野四郎の詩集。昭和34年(1959)刊行。第11回読売文学賞詩歌俳句賞受賞。
ぼうりょくだんき【暴力団記】
村山知義による戯曲。昭和4年(1929)「戦旗」誌に発表。大正12年(1923)に発生した中国京漢鉄道の労働者ストライキと武力弾圧事件、いわゆる「二・七事件」を題材とするプロレタリア演劇。
ぼ‐き【簿記】
会社・官庁・組合など経済主体の活動を一定の方法で帳簿に記録・計算し、一定の時点で総括して損益の発生や財産の増減を明らかにする技法。記帳方法によって単式簿記と複式簿記に分けられる。
まっしょう‐とうき【抹消登記】
既存の登記の抹消を目的とする登記。登記原因が無効な場合、登記された権利が消滅した場合などに行われる。
まっぽうとうみょうき【末法灯明記】
平安時代の仏教書。1巻。延暦20年(801)最澄著と伝えるが疑わしい。末法には無戒名の僧こそが世の灯として尊ばれねばならないと主張したもの。
まつだいらちょうしちろうえどにっき【松平長七郎江戸日記】
村上元三の時代小説。徳川家光の架空の甥(おい)、松平長七郎が、江戸の町のさまざまな事件を解決する。昭和38年(1963)刊行。テレビドラマ化もされている。
まつのやひっき【松屋筆記】
江戸後期の随筆。120巻。小山田与清(おやまだともきよ)著。明治41年(1908)刊。文化末年(1818)から弘化2年(1845)ころまでの約30年間にわたり、古今の書物の記事を抜き書きし、考証...
まる‐あんき【丸暗記】
[名](スル)そっくりそのまま暗記すること。「教科書を—する」
マルテのしゅき【マルテの手記】
《原題、(ドイツ)Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge》リルケの小説。1910年刊。デンマーク生まれの青年マルテのパリでの手記の形式をとり、生の...
まんようだいしょうき【万葉代匠記】
江戸前期の万葉集の注釈書。20巻。契沖著。徳川光圀(みつくに)の命により、天和3年(1683)着手。初稿本は元禄元年(1688)ごろ、精撰本は同3年成立。万葉集の全巻にわたり詳密な注を加えたもの...