き【詭】
[音]キ(呉)(漢) [訓]いつわる たがう 1 悪だくみでだます。「詭計・詭弁」 2 普通と違う。「詭激」
き‐けい【詭計】
人をだまし、おとしいれようとする計略。偽計。「—に陥る」「—を弄(ろう)する」
き‐げき【詭激】
[名・形動]言動が異常に過激なこと。また、そのさま。「其の言論の—に渉(わた)る時は」〈鉄腸・雪中梅〉
き‐さ【詭詐】
うそをつくこと。偽ること。譎詐(きっさ)。「才変じて佞猾(ねいかつ)となり智移りて—となり」〈西周・明六雑誌一二〉
き‐さく【詭策】
敵をだます計略。詭計。
き‐じゅつ【詭術】
人を偽りだます方法・手段。
き‐どう【詭道】
人を欺くやり方。不正な手段。
き‐べん【詭弁/詭辯】
1 道理に合わないことを強引に正当化しようとする弁論。こじつけ。「—を弄(ろう)する」 2 《sophism》論理学で、外見・形式をもっともらしく見せかけた虚偽の論法。 [補説]1は「奇弁」、2...
きべん‐がくは【詭弁学派】
⇒ソフィスト
き‐ぼう【詭謀】
だまして、人をおとしいれようとする計略。詭計。「自然が人間に繁殖をはからせる—である」〈鴎外・ヰタ‐セクスアリス〉