かい【甲斐/詮/効】
1 行動の結果として現れるしるし。努力した効果。「我慢した—があった」 2 期待できるだけの値うち。「生きている—がない」→がい(甲斐)
げん‐せん【言詮】
言葉で説明すること。また、その言葉。「醍醐の妙味を嘗めて—の外に冷暖を自知するが如し」〈漱石・吾輩は猫である〉
しょ‐せん【所詮】
[名] 1 最後に落ち着くところ。「せっかく鳥に生まれて来ても、…なんの—もないことじゃぞ」〈賢治・二十六夜〉 2 仏語。経文などによって表される内容。能詮(のうせん)に対していう。 [副]...
せん【詮】
1 なすべき手段、方法。せんかた。「泣くより外に—がなかったのだろう」〈左千夫・野菊の墓〉 2 効果。価値。かい。ききめ。「後悔しても—のないことだ」 3 煎じつめたところ。結局。「申し受くると...
せん【詮】
[常用漢字] [音]セン(呉)(漢) [訓]かい 物事の道理をつき詰める。「詮議・詮索/所詮」 [名のり]あき・あきら・さと・さとし・とし・とも・のり
のう‐せん【能詮】
《「詮」は表す意》仏語。経典に説かれる意義を表す言語。文句。表される意義内容を所詮(しょせん)というのに対する。