うけい【誓ひ/祈ひ】
神に誓うことによって吉凶・成否を占うこと。誓約。「夫(それ)—の中に必ず当(まさ)に子を生むべし」〈神代紀・上〉
うけ・う【誓ふ/祈ふ】
[動ハ四] 1 物事の吉凶・成否を神意によって知ろうとして祈る。「天安河(あめのやすかは)を中に置きて—・ふ時に」〈記・上〉 2 事柄の実現を神に祈る。「水の上に数書くごとき我が命妹に逢はむと—...
くか‐たち【探湯/誓湯/盟神探湯】
《「くがたち」「くかだち」とも》古代の裁判における真偽判定法。正邪を判断する場合、神に誓って熱湯の中に手を入れさせ、正の手はただれないが、邪の手はただれるとした。くか。
せい【誓】
[常用漢字] [音]セイ(漢) [訓]ちかう 固く約束する。ちかう。ちかい。「誓願・誓詞・誓文(せいもん)・誓約/祈誓・弘誓(ぐぜい)・宣誓」 [名のり]ちか
せい‐がん【誓願】
[名](スル) 1 神や仏に誓いを立て、物事が成就するように願うこと。 2 仏・菩薩(ぼさつ)が衆生(しゅじょう)を救おうと願って立てた誓い。
せいがん‐じ【誓願寺】
京都市中京区にある浄土宗西山深草派の総本山。天智天皇の勅願により三論宗の寺として奈良に創建。開山は恵隠。平安遷都後は深草に移り、21世の蔵俊が法然に帰依して浄土宗に改めた。天正19年(1591)...
せいがん‐りき【誓願力】
仏・菩薩が誓願によって得た力。
せい‐げん【誓言】
[名](スル)⇒せいごん(誓言)
せい‐ごん【誓言】
[名](スル)言葉に出して誓うこと。また、その言葉。せいげん。「墓前で—する」
せい‐し【誓紙】
誓いの言葉を記した紙。起請文。