きごう‐ろんりがく【記号論理学】
命題・概念・推論などを、その要素と関係に還元して記号で表記し、論理的展開を数学的演算の形で明らかにする論理学の一分野。哲学・数学などに応用される。数学的論理学。数理論理学。→論理学
きのう‐ろんりがく【帰納論理学】
帰納法を取り扱う論理学。与えられた仮説がどの程度確証されているかを明らかにするもの。カルナップによって発展。
けいしき‐ろんりがく【形式論理学】
正しい思考の構造および過程を、思考の内容を捨象してもっぱらその形式・法則の面から取り扱う学問。一般に、アリストテレスに始まり中世を通じて演繹(えんえき)的論理学の体系としてまとめられた伝統的論理...
すうがくてき‐ろんりがく【数学的論理学】
⇒記号論理学
すうり‐ろんりがく【数理論理学】
⇒記号論理学
たち‐ろんりがく【多値論理学】
真・偽しか考えない二値論理学に対し、命題の真理値を三つ以上あるものとして構成した論理学。→様相論理学
でんとうてき‐ろんりがく【伝統的論理学】
アリストテレスによって体系化され、中世のスコラ哲学を経て今日に至っている形式論理学。現代の記号論理学に対していう。
にち‐ろんりがく【二値論理学】
命題の真理値として真・偽の二値だけを想定する論理学。→多値論理学
べんしょうほうてき‐ろんりがく【弁証法的論理学】
《(ドイツ)dialektische Logik》形式論理学に対し、ヘーゲルおよびマルクス主義における論理学。客観的実在および思考の弁証法的な運動・発展の法則を対象とする。
ようそう‐ろんりがく【様相論理学】
必然性・可能性などの様相概念を取り扱う論理学。→多値論理学