ぶんだんじんぶつひょうろん【文壇人物評論】
正宗白鳥の文芸評論。昭和元年(1926)から改造社の「現代日本文学全集」の刊行にあわせて、同全集に収録された作家について、雑誌「中央公論」に連載した作家論をまとめたもの。昭和7年(1932)刊。...
ぶんぽう‐ろん【文法論】
言語学の部門の一。文法2について研究する分野。普通は単語論(品詞論)と構文論(統語論)の2分野を設ける。
へいこう‐ろん【並行論】
哲学・心理学で、心(精神)と体(物質)はそれぞれ独立していて因果関係はなく、対応関係があるのみとする説。精神物理的並行論。→相制説(そうせいせつ)
へき‐ろん【僻論】
すじの通らない議論。
べき‐ろん【べき論】
《「べき」は助動詞「べし」の連体形》義務を果たすこと、理想を実現しなければならないことなどを強く主張する論調。「そうするべき」「こうあるべき」という言い回しから。
べんしょうほうてき‐ゆいぶつろん【弁証法的唯物論】
《(ドイツ)dialektischer Materialismus》マルクスとエンゲルスが1840年代にヘーゲルの弁証法とフォイエルバッハの唯物論を批判的に摂取して創始し、レーニン・毛沢東らが進...
べんしん‐ろん【弁神論】
《theodicy》世界における悪の存在が、世界の創造者である全能な神の善性と矛盾するものではないことを弁明しようとする神の弁護論。ライプニッツが初めて用いた語で、著書「弁神論」において体系的に...
べん‐ろん【弁論/辯論】
[名](スル) 1 大勢の前で、意見を述べること。「壇上で—する」「—大会」 2 互いに論じ合うこと。また、その議論。 3 法律用語。 ㋐民事訴訟法上、訴訟当事者の陳述。→口頭弁論 ㋑刑事訴訟法...
ほうげん‐しゅうけんろん【方言周圏論】
ある言語現象が中央から周辺地域に広まっていく過程は波紋のそれに類似していると考え、波紋の周辺にあたる方言圏のあちこちにかつて中央で使われた共通の古い形がみられると説く論。柳田国男の「蝸牛考(かぎ...
ほうほう‐ろん【方法論】
学問の研究方法そのものを論理的に考察し、真理を得るための妥当な方法を探求する分野。