ちょう【諜】
[音]チョウ(テフ)(漢) ひそかに事情を探る。スパイ。まわし者。「諜者・諜知・諜報/間諜・防諜」
ちょうじ‐あわ・せる【諜じ合(わ)せる】
[動サ下一][文]てふじあは・す[サ下二]あらかじめ打ち合わせる。示し合わせる。「大勢集(よ)って笑って遣ろうと—・せたを此妾(わたし)が聞き」〈露伴・椀久物語〉
ちょう‐じゃ【諜者】
敵の内情などをひそかに探る者。スパイ。間者。
ちょう・する【諜する】
[動サ変][文]てふ・す[サ変]ひそかに事情やようすを探る。「直弼—・して之を知り」〈田口・日本開化小史〉
ちょう‐ち【諜知】
[名](スル)ひそかに事情を探り知ること。探知。偵知。「窃かに匈の本軍の背後に出でんとするを—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉
ちょう‐ほう【諜報】
敵情をひそかに探って知らせること。また、その知らせ。「—機関」「—員」
ちょうほう‐きかん【諜報機関】
⇒情報機関
ちょうほう‐せん【諜報戦】
対立する国・組織間で、相手方の政治・軍事・経済など諸般の情報を合法また非合法の手段によって収集する、表面に出ることの少ない争い。