いみ‐な【諱】
1 生前の実名。生前には口にすることをはばかった。 2 人の死後にその人を尊んで贈る称号。諡(おくりな)。 3 《1の意を誤って》実名の敬称。貴人の名から1字もらうときなどにいう。
き‐い【忌諱】
[名](スル)「きき(忌諱)」の慣用読み。「其の筋の—に触れしにや」〈鉄腸・花間鶯〉
き‐き【忌諱】
[名](スル)《慣用読みで「きい」とも》嫌って避けること。
ふ‐き【不諱/不忌】
1 いみはばかるところなく言うこと。遠慮なく言うこと。「多少の—の文字あるが為に」〈魯庵・「破垣」に就て〉 2 《避けることができない意》死ぬこと。死。
へん‐き【偏諱】
貴人などの二字名の中の一方の字を忌(い)み避けること。また、その二字名の一方の字。