いい【謂】
《動詞「い(言)う」の連用形から。ふつう「…のいい」の形で用いられる》…についての表現、いわれ。また、…という意味、…のこと。「間髪を入れずとは正にこの—である」〈芥川・葱〉
言(い)い得(え)て妙(みょう)
巧みに言い表しているさま。「バブル経済とは—だ」
い・う【言う/云う/謂う】
[動ワ五(ハ四)] 言葉を口に出す。心に思っていること、考え・判断などを相手に伝達するために、言葉に出したり、文章に表したりする。 1 口を通して言葉として出す。「やっと片言を—・うようになっ...
言(い)う口(くち)の下(した)から
言ったとたんに。言うとすぐに。「やめると—もうタバコに火をつけた」
言(い)う事(こと)無(な)し
非の打ちようがなく、すばらしい。「この出来上がりなら—だ」
言(い)うだけ野暮(やぼ)
皆が知っていながら黙っていることを、口に出して言うのはばかげている。
いう‐ところ‐の【謂う所の】
[連語]《「所謂」の訓読から》世に言う。いわゆる。「それは—異端である」「—常識とは何か」
言(い)うに言(い)われ◦ない
1 言葉でうまく言い表せない。「夕焼けの—◦ない美しさ」 2 言いたくても言うことができない。「—◦ない事情がある」
言(い)うに及(およ)ばず
言うまでもない。もちろんのことだ。「国内は—、海外にまで知られた作曲家」
言(い)うに事(こと)欠(か)いて
「言うに事を欠いて」に同じ。