おい‐かわ【負(い)革】
1 物を背負うための袋物の革帯。 2 銃を背負ったり、射撃の際に腕と銃とを固定するために用いるベルト。
おい‐ずり【負簏】
巡礼などが背に負う箱形の容器。おいずる。笈(おい)。
おい‐な・す【負ひなす】
[動サ四](修飾語を受け)その状態に背負う。「尻籠(しこ)の矢、筈下りに—・して」〈義経記・五〉
おいなめ‐も・つ【負ひ並め持つ】
[動タ四]あわせ持つ。一緒に持つ。「我が持てるまそみ鏡に蜻蛉領巾(あきづひれ)—・ちて馬買へ我が背」〈万・三三一四〉
おい‐なわ【負(い)縄】
物をしばり背負うのに使う縄。
おい‐め【負(い)目】
1 恩義があったり、また自分の側に罪悪感などがあったりして、相手に頭が上がらなくなるような心の負担。「道義的に僕は彼に—がある」 2 負債。借金。「四五十円の—の為に、頗(すこぶ)る急迫なしたり...
おい‐も・つ【負ひ持つ】
[動タ四]名としてもつ。名のる。「名をば大久米主(おほくめぬし)と—・ちて」〈万・四〇九四〉
お・う【負う】
[動ワ五(ハ四)] 1 背中や肩にのせる。背負う。「重い荷を—・う」 2 身に受ける。また、自分で引き受ける。かぶる。「責任を—・う」「恨みを—・う」 3 傷を受ける。「重傷を—・う」「損害を—...
おう・す【負す】
[動サ下二] 1 《「おお(仰)す」の上代東国方言》命令する。「潮舟の舳(へ)越そ白波にはしくも—・せたまほか思はへなくに」〈万・四三八九〉 2 「おお(負)す1」に同じ。「越後(えちご)国より...
負(お)うた子(こ)に教(おし)えられて浅瀬(あさせ)を渡(わた)る
時には自分より未熟な者から教えられることもあるということのたとえ。