せしゅう‐ざいさん【世襲財産】
その家の継承者に代々伝えられる財産で、所有者の自由処分や、それに対する債権者の強制執行の許されないもの。日本では、王公族・華族などに認められていたが、第二次大戦後に廃止。
せっきょく‐ざいさん【積極財産】
財産を構成する土地・家屋・預金などの財産権の総体。⇔消極財産。
そうぞく‐ざいさん【相続財産】
相続によって相続人が被相続人から承継する一切の財産。
ちてき‐ざいさん【知的財産】
精神活動の成果として、特許・著作・商標・意匠などの財産的価値のあるもの。知財。無体財産。
とくてい‐ざいさん【特定財産】
全財産のうち、特に指定された一部の財産。
とくゆう‐ざいさん【特有財産】
夫婦の一方が婚姻前から持っている財産、および婚姻中に自己の名義で得た財産。
ふつう‐ざいさん【普通財産】
国有財産または公有財産のうち、行政財産以外の一切の財産。特定の用途または目的をもたず、貸付・交換・売却・譲与などをしたり、私権を設定したりすることができる。財政財産。→行政財産
ほうかつ‐ざいさん【包括財産】
財産を構成する権利義務のすべてを包括して一つとして扱う場合の財産。相続財産など。
みなし‐そうぞくざいさん【見做し相続財産/看做し相続財産】
法律上は相続または遺贈によって取得したものではないが、実質的にそれと同じ経済的価値があるものとして、相続税の課税対象となる財産をいう。被相続人の死亡によって相続人が取得した生命保険金・退職金・個...
むけい‐ざいさん【無形財産】
物的な形を備えていない財産。著作権・特許権など。⇔有形財産。