どん‐よく【貪欲】
[名・形動]《古くは「とんよく」とも》非常に欲が深いこと。むさぼって飽くことを知らないこと。また、そのさま。「—に知識を吸収する」「—な男」 [派生]どんよくさ[名]
どん‐らん【貪婪】
[名・形動]《「とんらん」とも》ひどく欲が深いこと。また、そのさま。貪欲。たんらん。「—に利益をむさぼる」「—な知識欲」 [派生]どんらんさ[名]
どん‐り【貪利】
欲深く利益を求めること。たんり。「—の商人が巨額の見越輸入をして」〈魯庵・社会百面相〉
どん‐り【貪吏】
利益をむさぼる欲の深い役人。
どん‐りん【貪吝】
[名・形動]欲が深くてけちなこと。また、そのさま。たんりん。「彼の—なる欲を忘れ」〈逍遥・小説神髄〉
貪(むさぼ)らざるを以(もっ)て宝(たから)と為(な)す
《「春秋左伝」襄公一五年などから。宋の子罕(しかん)が、宝玉を献上されたとき、それを受けずに答えた言葉》無欲であることを、自分の大切な宝と考える。
むさぼり‐く・う【貪り食う】
[動ワ五(ハ四)]がつがつと食べる。
むさ‐ぼ・る【貪る】
[動ラ五(四)]《「むさ」は「むさと」と同語源、「ぼる」は「欲(ほ)る」の意》 1 飽きることなくほしがる。また、際限なくある行為を続ける。「暴利を—・る」「惰眠を—・る」 2 がつがつ食べる。...