せめ‐ねんぶつ【責(め)念仏】
鉦(かね)を鳴らしながら、高い声で早口に唱える念仏。せめねぶつ。
せめ‐はた・る【責め徴る/責め促る】
[動ラ四]厳しく責めつける。強く催促する。「上によしなき奢(おご)りをすすめ、宴楽に宝をつひやし、民百姓を—・り」〈浄・国性爺〉
せめ‐ば【責(め)場】
歌舞伎などで、主要な登場人物を責めさいなむ場面。
せめ‐ふ・す【責め伏す】
[動サ下二] 1 厳しく言って、無理に承服させる。説き伏せる。「—・せられければ、なまじひに山科へ向ひてけり」〈愚管抄・五〉 2 問いつめる。詰問する。「言葉を以て—・せて問はんずるものを」〈義...
せめ‐まどわ・す【責め惑はす】
[動サ四]責めて困らせる。せきたててあわてさせる。「いと見苦しと、思ひまはす程もなく—・せば」〈枕・八二〉
せ・める【責める】
[動マ下一][文]せ・む[マ下二]《「攻める」と同語源》 1 過失・怠慢・違約などを取り上げて非難する。とがめる。なじる。「失敗を—・める」「無責任な行為を—・める」 2 厳しく催促する。せきた...
責(せ)めを負(お)・う
責任のある立場にいる。また、責任をとる。「事故の—・って辞職する」
責(せ)めを塞(ふた)・ぐ
ひととおりのことをやって、一応の責任を果たす。責めをふさぐ。「今記憶中に好例なきまま仮に之をもて—・ぐ」〈逍遥・小説神髄〉