あのう【賀名生】
奈良県五條市の丹生川中流の地区。南北朝時代、後醍醐・後村上天皇の行宮(あんぐう)があった。梅の名所。古くは「穴生」「加名生」などと書いた。
かがわ【賀川】
姓氏の一。 [補説]「賀川」姓の人物賀川玄悦(かがわげんえつ)賀川豊彦(かがわとよひこ)
かてん【賀殿】
雅楽の舞曲。唐楽。壱越(いちこつ)調で新楽の中曲。四人舞。曲は承和年間(834〜848)に伝来、舞は林真倉(はやしのまくら)作という。
かも【賀茂/鴨】
京都市北区・左京区にわたる賀茂川流域。上賀茂・賀茂・下鴨の辺り。 [補説]曲名別項。→賀茂
かも【賀茂/加茂】
謡曲。脇能物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。播磨(はりま)の室(むろ)の明神の神職が賀茂神社に参詣すると、御祖神(みおやのしん)と別雷神(わけいかずちのかみ)が現れ、神徳を説く。
かも‐あおい【賀茂葵】
《京都、賀茂の祭に用いるところから》フタバアオイの別名。
かも‐がわ【賀茂川/鴨川】
京都市東部を南流する川。桟敷ヶ岳(さじきがたけ)に源を発し、桂(かつら)川に注ぐ。長さ35キロ。高野川との合流点から上流を賀茂川、下流を鴨川と書く。友禅染めの水洗いに利用。
かもがわ‐ぞめ【賀茂川染/鴨川染】
1 京染めの総称。 2 友禅染めの一種で、模様のやや大きいもの。
かもがわ‐にんぎょう【賀茂川人形/鴨川人形】
⇒木目込(きめこ)み人形
かも‐じんじゃ【賀茂神社】
賀茂別雷(かもわけいかずち)神社(上賀茂神社)と、賀茂御祖(かもみおや)神社(下鴨神社)の総称。山城国一の宮。