すい‐ひん【蕤賓】
1 中国音楽の十二律の一。基音の黄鐘(こうしょう)より六律高い音。日本の十二律の鳧鐘(ふしょう)にあたる。 2 陰暦5月の異称。
せい‐ひん【正賓】
中心となる客。主賓。正客(しょうきゃく)。
名(な)は実(じつ)の賓(ひん)
《「荘子」逍遥遊から》徳が主で、名誉は客であること。名誉は徳に伴うべきものであること。
ハルビン【哈爾賓】
中国黒竜江省の省都。松花江中流の南岸にある工業都市。1900年ごろロシアが東清鉄道の基地として建設。水陸交通の要地で、商業も盛ん。人口、行政区348万(2000)。ハルピン。
ばい‐ひん【陪賓】
正客に相伴(しょうばん)をする客。陪客。
ひん【賓】
敬ってもてなすべき客人。また、訪れて来た人。「仙宮の—と携はり」〈霊異記・上〉
ひん【賓】
[常用漢字] [音]ヒン(呉)(漢) [訓]まろうど 1 大切に扱われる客。「賓客/貴賓・迎賓・国賓・主賓・来賓」 2 主に対するもの。「賓辞」 [名のり]うら・つら [難読]賓頭盧(びんずる)
フィリピン【Philippines】
東南アジア、フィリピン諸島を占める国。正称、フィリピン共和国。首都マニラはルソン島にある。16世紀にスペインの植民地となり、皇太子フェリペにちなみ命名された。1901年の米西戦争の結果米国領とな...
まら‐ひと【客/賓】
《「まら」は「まれ(稀)」の交替形》「まろうど」に同じ。「薬師は常のもあれど—の今の薬師貴かりけり賞(め)だしかりけり」〈仏足石歌〉
まれ‐びと【客/賓/客人】
《まれに来る人の意》 1 民俗学で、異郷から来訪する神をいう。人々の歓待を受けて帰ると考えられた。折口信夫の用語。 2 「まろうど」に同じ。「—の饗応なども」〈徒然・二三一〉