し【賜】
[常用漢字] [音]シ(呉)(漢) [訓]たまわる たまもの 上位の者が下位の者に物などを与える。たまう。たまわる。たまもの。「賜暇/恩賜・下賜・賞賜・天賜」 [名のり]たま・ます
し‐えん【賜宴】
天子・主君の催す酒宴に招かれること。また、その酒宴。
し‐か【賜暇】
官吏が願い出て休暇を許可されること。また、その休暇。「特別を以て三週間の—を許され」〈啄木・葬列〉
し‐きん【賜金】
皇室などから下賜される金銭。下賜金。「災害見舞いの—」
し‐さん【賜餐】
天子から酒食を賜ること。また、その食事。
し‐せい【賜姓】
天子から姓氏を与えられること。また、その姓氏。
しせい‐こうか【賜姓降下】
皇族が天皇から姓を賜り、臣籍に入ること。昭和22年(1947)制定の皇室典範では、皇族が自己の意思に基づき、皇室会議の議を経て、その身分を離れることが認められた。
し‐せん【賜饌】
天子から賜る食事。
し‐でん【賜田】
律令制で、戦功や政治的功績があった者あるいは高位高官の者などに別勅によって与えられた田。別勅賜田。
し‐はい【賜杯】
1 臣下に杯をたまわること。また、その杯。特に、叙勲の際に授けられる杯。 2 天皇・皇族などが競技・試合などの勝者に与える優勝杯。