あし‐もと【足元/足下/足許】
1 足が地についている所。また、その周り。「暗いから—に注意して下さい」「—に犬がうずくまる」 2 足の下部。「—に泥はねを上げる」「—が寒い」 3 ある人の、ごく身近な所。身辺。「まず—を固め...
足元(あしもと)から鳥(とり)が立(た)・つ
1 身近な所で意外なことが起こる。 2 急に思いたってあわただしく物事を始める。「—・つように帰って行った」
足元(あしもと)が軽(かる)・い
喜びなどで、歩くときの足の運びが弾むように軽快なさま。足どりが軽い。
あしもと‐がわら【足元瓦】
鬼瓦の左右に置かれて、鬼瓦を支える飾り瓦。雲・波・渦・若葉などの模様が多い。鰭(ひれ)。
足元(あしもと)に付(つ)け込(こ)・む
相手の弱点を見抜いて、それを利用する。弱みに乗じる。「人の—・んで金を巻き上げる」
足元(あしもと)に火(ひ)がつ・く
危険が身辺に迫っていることをいう。「経営不振で—・く」
足元(あしもと)にも及(およ)ば◦ない
相手がすぐれていて、比べものにならない。足元へも寄りつけない。「語学力では—◦ない」
足元(あしもと)の明(あか)るい中(うち)
《日が暮れて足元が見えなくならないうち、の意から》自分が不利な状態にならないうち。「—に手を引きなさい」
足元(あしもと)へも寄(よ)り付(つ)け◦ない
「足元にも及ばない」に同じ。「あの人の頭のよさには私なんか—◦ない」
足元(あしもと)を◦見(み)る
相手の弱みにつけこむ。「—◦見られて高い値をつけられる」