かち‐はだし【徒跣】
履物をはかないで地面を歩くこと。はだし。「ズボンを膝の上までたくし上げ、靴をぶら提げて—になっていたが」〈谷崎・細雪〉
くろうと‐はだし【玄人跣】
《玄人もはだしで逃げだすほどである意》素人が技芸や学問などに専門家が驚くほどすぐれていること。「—の腕前」
す‐はだし【素跣/素裸足】
足に何もはいていないこと。はだし。
せん【跣】
[音]セン(呉)(漢) [訓]はだし はだし。すあし。「跣足/徒跣」
たび‐はだし【足袋跣】
下駄や草履を履かないで、足袋のまま地面を歩くこと。また、その姿。「—で、あわてて外に飛び出す」
と‐せん【徒跣】
[名](スル)はだしで歩くこと。素足(すあし)。「王者は—してここに来り」〈鴎外訳・即興詩人〉
はだし【跣/裸足/跣足】
《「肌足(はだあし)」の音変化》 1 足に何も履かないこと。また、その足。「—で歩く」《季 夏》 2 《はだしで逃げる意から》その道の専門家もかなわないほどであること。「玄人(くろうと)—の演技...