かかと【踵】
1 足の裏の後部、足首の下にあたる部分。くびす。きびす。「—を上げる」 2 靴など、履き物の後部。「—がすり減る」「—を踏んで履く」
かかと‐おとし【踵落(と)し】
1 格闘技の技の一。蹴り上げた足のかかとを、相手の頭や肩先に落とすもの。 2 ⇒ヒールレイズ
踵(かかと)を踏(ふ)・む
前の人のすぐ後について行く。「山嵐の—・んであとからすぐ現場へ馳(か)けつけた」〈漱石・坊っちゃん〉
きびす【踵】
1 かかと。くびす。 2 履物の、かかとにあたる部分。「沓(くつ)の—を、刀にて切りたるやうに」〈宇治拾遺・二〉
きびす‐がえし【踵返し】
柔道で、相手の足首を片手で刈るようにして後方へ倒す技。
踵(きびす)を返(かえ)・す
あともどりする。引き返す。きびすを回(めぐ)らす。「—・して家に駆け戻る」
踵(きびす)を接(せっ)・する
物事が間をおかずに起きる。「—・して事件が続く」
くびす【踵】
足の裏の後部。かかと。きびす。
踵(くびす)を返(かえ)・す
引き返す。くびすを回(めぐ)らす。きびすを返す。
踵(くびす)を接(せっ)・する
《「戦国策」秦策から》 1 前後の人のかかとが接するほど、次から次へと人が続く。くびすをつぐ。きびすを接する。 2 物事が続けざまに起こる。「珍事、続々として—・せしかば」〈田口・日本開化小史〉