うたた【転】
[副] 1 ある状態が、どんどん進行してはなはだしくなるさま。いよいよ。ますます。転じて、そうした状態の変化を前にして心が深く感じ入るさまにいう。「—同情の念に堪えない」 2 (「うたたあり」の...
うたた‐ね【転寝】
[名](スル)眠るつもりもないまま、うとうとと眠ること。仮寝。「テレビを見ながら—する」
うた‐だの・し【転楽し】
[形シク]非常に楽しい。いよいよ楽しい。「この御酒(みき)の御酒のあやに—・し」〈記・中・歌謡〉
うたて【転】
[副] 1 自分の心情とは関係なく、事態がどんどん進んでいくさま。ますます。「いつはなも恋ひずありとはあらねども—このころ恋し繁しも」〈万・二八七七〉 2 事の成り行きが、心に適わないとして嘆...
転(うたて)あ・り
嘆かわしい。いやで情けない。「—・る主(ぬし)のみもとに仕うまつりて」〈竹取〉
くる‐べ・く【転べく】
[動カ四] 1 くるくると回る。くるめく。「いと広き殿のうちに残らず—・き歩けば」〈大鏡・伊尹〉 2 目がくるくる回る。目まいがする。くるめく。〈名義抄〉
くる‐めか・す【転めかす】
[動サ五(四)]くるめくようにする。くるくる回るようにする。「目を—・す断崖絶壁」「と引き、かう引き、—・せば倒れんとす」〈宇治拾遺・一三〉
くる‐め・く【眩めく/転めく】
[動カ五(四)] 1 物がくるくる回る。回転する。「風に—・く落葉」 2 目が回る。めまいがする。「目も—・くばかりの心地」 3 慌てて騒ぎ回る。せわしく立ち回る。「あな、あさまし、と言ひて—・...
こか・す【転かす/倒かす】
[動サ五(四)] 1 ころばす。ころっところがす。たおす。「植木鉢を—・す」 2 他の場所へ移す。また、どこかに隠す。「窃(ぬす)みてはやく—・す折、小者に見られて」〈読・八犬伝・五〉 3 ご...
こ・く【転く/倒く】
[動カ下二]「こ(転)ける」の文語形。