ころばし‐ゆか【転ばし床】
転ばし根太の上に板を張った床。物置や仮設小屋などに用いる。
ころば・す【転ばす】
[動サ五(四)] 1 まるい物を回転させる。ころがす。「ボールを—・して遊ぶ」 2 立っているものを倒す。「足を払って—・す」
転(ころ)ばぬ先(さき)の杖(つえ)
前もって用心していれば、失敗することがないというたとえ。
ころび【転び】
1 ころぶこと。倒れること。転じて、失敗すること。「七(なな)—八(や)起き」 2 江戸時代、キリシタンが幕府に弾圧されて仏教に改宗したこと。また、その人。ころびキリシタン。 3 売春すること。...
ころび‐あい【転び合ひ】
正式の手続きなしに夫婦となること。また、その夫婦。くっつきあい。「—お袋様のやうに見え」〈柳多留・三〉
ころび‐いし【転び石】
地上に転がっている石。
ころび‐がき【転び牡蠣】
イタボガキなど、海底に転がっている大形の貝のこと。
ころび‐キリシタン【転びキリシタン】
権力に屈して、キリシタン宗門を捨てた信徒。特に、江戸幕府のキリシタン弾圧政策による宗旨糾明・拷問の場においてキリシタン信仰を自ら否定した者。
ころび‐こうぼう【転び公妨】
警察官が、被疑者との軽い身体的接触であえて転ぶなどして、公務執行妨害罪の名目で逮捕すること。 [補説]特別公務員職権濫用罪にあたる違法な手法だが、主に公安警察が、他の容疑での逮捕が難しい被疑者を...
ころび‐ね【転び寝】
1 着たままで床を取らずに寝ること。ごろね。うたたね。かりね。 2 男女がひそかに肉体関係をもつこと。私通。「不斗(ふと)した生麦の—からひに増し御恩が深くなり」〈和田定節・春雨文庫〉