ぎょく‐れん【玉輦】
玉で飾った乗り物。天子や貴人の乗り物。また、輦の美称。
そうか‐れん【葱花輦】
屋根の上に金色の葱(ねぎ)の花の形の飾りをつけた輿(こし)。天皇の略儀の行幸に用い、皇后・東宮の行啓にも用いた。なぎのはなのみこし。葱輦。
ちゅう‐れん【駐輦】
《「輦」は天子の乗る車》「駐蹕(ちゅうひつ)」に同じ。
て‐ぐるま【手車/輦/輦車】
1 人の手で押し、または引く小形の車。物を運ぶのに使う。 2 土砂などを運ぶ、2本の柄のついた手押しの一輪車。 3 自家用の人力車。「—へ乗って、立派な玄関のある家をこしらえるに相違ない」〈漱石...
なぎのはな‐の‐みこし【葱の花の御輿/葱の花の輦】
「葱花輦(そうかれん)」に同じ。「行幸などに、—にたてまつる、いとめでたし」〈枕・二八七〉
はつ‐れん【発輦】
[名](スル)天皇の車が出発すること。
ほう‐れん【鳳輦】
屋形の上に金銅の鳳凰(ほうおう)を飾った輿(こし)。天皇の晴れの儀式の行幸用のもの。鳳輿(ほうよ)。鸞輿(らんよ)。転じて、天皇の乗り物の称。
れん【輦】
「輦輿(れんよ)」に同じ。
れん【輦】
[音]レン(呉)(漢) [訓]てぐるま 1 人が引く車。てぐるま。「輦轂(れんこく)・輦車・輦輿(れんよ)」 2 天子の乗る車。「輦道/玉輦・発輦・鳳輦(ほうれん)」