さんにんかたわ【三人片輪】
《「さんにんがたわ」とも》狂言。三人のばくち打ちが盲人などをよそおって金持ちに抱えられ、留守に大酒を飲み、主人が帰ると慌てて各自の役を取り違える。
さん‐りん【三輪】
1 三つの輪。 2 「三輪車」の略。「オート—」 3 仏語。 ㋐この世の地下にあって世界を支えているという金輪(こんりん)・水輪・風輪の三つ。 ㋑仏の身・口(く)・意の三業(さんごう)。転輪王の...
ざいじゃりん【摧邪輪】
鎌倉時代の仏教書。3巻。明恵(みょうえ)高弁著。建暦2年(1212)成立。法然の「選択集(せんちゃくしゅう)」を批判したもので、浄土教に大きな波紋を巻き起こした。於一向専修宗選択集中摧邪輪。
ししょう‐の‐くりん【四生の苦輪】
仏語。一切の衆生(しゅじょう)が4種の生まれ方をし、生死の苦しみが輪の回転のように続いて止まらないこと。
しず‐わ【後輪】
馬の鞍橋(くらぼね)の部分の名。背後にめぐらした部分。前方の前輪(まえわ)に対する呼び名。あとわ。しりわ。
しち‐りん【七輪/七厘】
《価が7厘ほどの炭で間に合うの意からという》炭火をおこしたり、煮炊きをしたりするための簡便な土製のこんろ。
しで‐わ【四手輪】
指物の一。棹(さお)の先にとりつけた輪の周りに四手を垂らしたもの。
しゃ‐りん【車輪】
1 車の輪。また、車。 2 俳優が舞台を一生懸命に務めること。転じて、休むことなく一生懸命に物事をすること。大車輪。「—になって、万事万端の世話を焼いた」〈芥川・枯野抄〉 3 器械体操の鉄棒や平...
しょうめつのこうりん【消滅の光輪】
眉村卓のSF小説。昭和51年(1976)から昭和53年(1978)にかけて「S-Fマガジン」誌に連載。単行本は昭和54年(1979)刊行。第7回泉鏡花文学賞および第10回星雲賞を受賞。
しり‐わ【後輪/尻輪】
「しずわ」に同じ。「鞍の前輪より、鎧の前後の草摺を—かけて、矢先三寸余りぞ射通したる」〈古活字本保元・中〉